いのちの歌

生きてゆくことの意味  問いかけるそのたびに

胸をよぎる愛しい 人々のあたたかさ

この星の片隅で めぐり会えた奇跡は

どんな宝石よりも たいせつな宝物

 

泣きたい日もある 絶望に嘆く日も

そんな時 そばにいて 寄り添うあなたの影

二人で歌えば 懐かしくよみがえる

ふるさとの夕焼けの 優しいあのぬくもり

 

本当にだいじなものは 隠れて見えない

ささやかすぎる 日々の中に かけがえない喜びがある

 

いつかは誰でも この星にさよならを

する時が来るけれど 命は継がれてゆく

生まれてきたこと 育ててもらえたこと

出会ったこと 笑ったこと

そのすべてにありがとう

 

この命にありがとう

耳に残る美しい旋律と胸の高鳴る盛り上がりをもったこの曲は平成20年のNHK連続テレビ小説『だんだん』の劇中歌として登場しました。新春に放送されたドラマ『開拓者たち』の音楽として再使用されましたので耳にされた方も多いかもしれません。ドラマのタイトル「だんだん」は島根県出雲地方の言葉で「ありがとう」を意味します。困難を乗り越える力を与えてくれるすべての人への、そして自らの命への感謝を歌う
この曲は歌うもの 聞くものの心に強いメッセージを与えてくれるでしょう。


順次進行と跳躍進行の組み合わせが旋律を特徴づけます。低音域から始まる旋律ですが低いポジションで安易に歌いだしてしまうと、すぐに現れる高いドへの跳躍をスムースに歌うことができません。開始の旋律を”ドレミ・ドシシラ・ドレミ”という三つの音型から出来ていると考えると、高いドの音をミから6度上行した音としてではなく、ドシシラという下降音型の起点としてとらえることができます。上行下降それぞれの開始音としてのドをしっかりと発声して歌う意識を持つことで跳躍音程をしっかりと歌えるでしょう。
つづくラからドへの6度下降も同様にとらえてください。この部分をしっかりと歌えるようになれば後半の8度跳躍も問題なく歌えるはずです。


旋律のもう一つの特徴はCから連続して現れるソファ・ファミという同じ音程の歌いなおし(係留音)です。係留音は開始の下降音型”ドシシラ”にすでに現れていますのでこの曲全体を特徴づけているといってよいでしょう。連続する二つの音の後ろの音が強拍にあたりますので、そこをしっかりと歌うと係留音の効果はでますが、語頭ではない部分にアクセントがついてしまいます。音型としての強拍をしっかりと歌いつつその1拍前(アウフタクト)に言葉としてのストレスを与えて自然な日本語にして下さい。

 

ちなみに作詞のMiyabiさんは、シンガーソングライター竹内まりやさんのペンネームです。

 

富澤 裕

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