ソプラノパート練習(第1回) 2014/01/22(木)
この日のパート練習は参加者10名。
いつもの小学校の多目的室よりは、狭くて密度の高い練習室。
先ずは、いつもの練習時と同様にストレッチからスタート。
その次に、通称「ハルモニア・ポイント」が開いているか、1人ずつ発声チェック!
(※実は人それぞれで異なる改善点を、先生に見つけて頂ける良いチャンス)
参加者2人1組が、交代で後頭部の筋肉を引っ張りながら意識付けし、高音が出せる様
ソプラノは改めてポジションを(正確に)狙う意識をするよう促されました。
そしてもっと腹筋を使う事、更に体幹を鍛える為の”片脚ジャンプ”も欠かせない!
パート練習の内容は既に先生にオーダー済みでしたが内容は下記の通り↓
○Fauré:「Requiem」より “In paradisum”
○Max Reger:「Mariä Wiegenlied」(マリアの子守歌)
○Mozart:「Regina Coeli」
○Fauré:「Requiem」より “In paradisum”(ソプラノ的通称「インパラ」)
どの位暗譜が出来ているかの確認で、楽譜を見ずに歌った結果、8割位の判定。
その場に他のパートが居ないので、入るタイミングが取り辛かったり、楽譜の指示が
おぼつかなかったり…本番は勿論、暗譜ですけど!
荒井先生曰く『楽譜を見て歌う』のと『楽譜を見ずに歌う』のでは、脳の活動が異なる為
楽譜に齧りつかない様に注意する必要があるとの事。
理想は『楽譜を見ずに歌う』方で、(体幹などの)歌う為に必要な様々なバランスを作動させたまま
楽譜はぼんやり見て、四野見先生の指揮を見る感じ、だそうです。
そして荒井先生の的確かつ分かり易いご指導のお陰で、ラストの【Requiem】の部分を綺麗に揃える事に成功しました!!!
いつもこうありたいものです!(笑)
○Max Reger:「Mariä Wiegenlied」(マリアの子守歌)
3声を綺麗に揃えるべく、ドイツ語歌詞の読み方や発音の仕方、意味などを確認。
母音を楽譜に書きこみ、歌ってみると音が潰れやすい箇所が分かりやすい。
簡単そうな事なのに、いざよくよく意識して歌ってみると音の響きが格段に良くなる手ごたえアリ!
歌い方の注意点としては『直線的にならない様に、(子守歌なので)暖かく、丸く…』
○Mozart:「Regina Coeli」
四野見先生から渡された歌い方指導(コピー)の解読方法は、後日にして(笑)。
音譜の細かい箇所が多いこの曲は、歌う為の様々なバランスを取りながら
『細い釘を(細かく)打つ様に』歌う練習が正確に息をポジションに当てる良い練習に。
また、『後ろを開けて(後頭部の筋肉を意識して使い)、立体感のある歌い方をする様に(喉が疲れなくなる)』
との基本的だけど大事なご指導も改めて頂きました。
#22/連なる4つの音⇒真面目に1音ずつ歌わず、『1拍目の頭の“a”を撫でたらあとは軽く歌う』
(音譜の山型が流れる様に)
#46/徐々に音階が上がる連続する音譜、『音程を正確に』
#88/“Al-le-lu-ja”の“lu”で『母音を深く』……etc.
今回のパート練習では、荒井先生が褒めて下さる場面が幾つかあり、雰囲気も楽しく和やかに
充実した2時間半があっという間に過ぎました。
(施設使用時間ギリギリまで、居残り練習をするメンバーも居り、仲間同士で練習時の分かりにくかった箇所を
おさらいしたり、更に気を付ける箇所を発見出来たり、意見の交換も出来たり…)
今回のパート練習の感想としては、
●自分の不明点や弱点、出来ていない箇所は如実に歌に出る。
●音を取るだけでは、他が疎かになりがち。
●パート練習は「?」を「!」に変える良きチャンスであり、自分には今何が足りないのかを自覚し
意識して改めて注意する事で、より良い響きを生み出せる。
●素晴らしい指導をして下さる先生方が居る。補い合い、教え合い、支え合い、励まし合える仲間が隣に居る。
その中でどうするのかは、自分次第(笑)。
どうぞ皆様もこの空間を味わい、何かの気づきや手応え、普段出来ない仲間との交流などなど
大切な「何か」を見つけて持ち帰り、ご自身の合唱人生を仲間と共により豊かに、妙なる響きを醸す様な助けと
して胸に刻んで頂けたら私も嬉しく思います。
長文で、ごめんなさい!
Sop. 茂串